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悩める貴方の疑問に対して、あくまで“風俗的観点”からではなく“経営学的視点”にてしっかりご回答するこのコーナー。今回寄せられたお悩みとは…?
本日のお悩み
回答者:葛飾ぽんず
コロナの影響からか、自分が経営しているデリヘルの売り上げが低迷しています。どのように乗り切っていくべきでしょうか。対策についてご教示ください。
(新橋のデリヘル経営者43歳)
こんにちは。経営コンサル@葛飾です。都心部では緊急事態宣言も延長になり、世の中の先行きが見えにくくなっています。飲食店も酒類の提供を控えることが求められ、引き続き時短営業が余儀なくされています。給付金が提供されるならまだしも、風俗店をはじめとする接客業種はそれすらままなりません。
もちろん、風俗も飲食同様、人間の根源的な欲望を満たすための産業ですから一定数のニーズはあります。しかし、感染リスクに敏感な人や家族に感染させたくないと思う人、客商売や規定のうるさい大手企業に勤めている人など、接客サービスを受けることに対してハードルを感じている人は確実に増えていることは確かです。
では、どうやってこの苦難を乗り越えていくか。ワクチンが普及しコロナが収束するまで耐え忍んでいくべきか、色々な考え方があります。しかし、周囲を見回せばわかるように、こんなコロナ禍においても着実に収益を確保している事業者がいるのは確か。
これは私の私見ですが、手をこまねいて落ちぶれていくのを待つより、このネガティブな状況をチャンスに変える、そんなマインドの持ち主こそが生き残っていける、そんな時代なのかなと思います。
コロナに限らず、不況を乗り越えるためのコツの一つに、顧客とのタッチポイントを増やすという考え方があります。某バーガーチェーンは、先の決算でこんなコロナ禍においても最高益をたたき出しました。それはタッチポイント、すなわち顧客接点を増やしたことが要因のひとつにあげられています。すなわち、従来の店舗だけでなく、ネット宅配やネット予約等など、顧客との接点を多く持ったことで売り上げを伸ばしました。
他の産業を見ても、通販や宅配など多チャンネル展開をしているところほど生き残っています。先に述べたように、顧客は減っていても。根源的な欲望産業なので、需要がゼロになることはありません。コストを押さえながら、お客との接点を増やしていけば、全体として利用者が増えていくのは当然のセオリーです。
では、風俗において、どうやってタッチポイントを増やすか、多店舗展開とネットマーケティングの充実、この二手につきます。コロナ禍のようなピンチの状態の時こそ、他がやらないような出店攻勢を進める、そしてネットやSNSを駆使して、お客の目に多く触れる環境をつくる。これこそがコロナ不況を乗り切り秘策と言えます。
お店を増やすのに手っ取り早いのが、M&Aという手法です。一からお店を立ち上げるのではなく、すでに営業しているお店を嬢やスタッフごと買い取る、すなわちオーナーチェンジです。最近は、そこそこ繁盛している店も売りに出ていることが多く、利益をあげながら売買代金を支払うことも夢ではありません。マンション投資と同様、店を手放す人が多い今こそ、M&Aによる多店舗展開のチャンスです。
M&Aによる店舗買い取りのメリットは、「すぐに開業できる」「運営者が1人でも開業できる、すなわち多店舗展開が可能である」「開業資金が安い」「毎月掛かるコストの見当がつく」などがあげられます。どのようなお店が売りに出されているか、そしてどのように手続きをするかは、「風俗店売買物件一覧(https://www.koukoku-hikaku.com/bs/)」という情報サイトをみれば一目瞭然。最近では、他業種からの参入も多く、不況下でもなくならない産業として注目を集めていますね。
どんな店がうまくいくか、そんな明快なセオリーはありませんが、既存店の運営の方が当然、リスクもコストも軽減できます。何事も勉強が必要で自己責任にはなりますが、新規出店のポイントは、開業地区、お店の特色をどのように打ち出すか? きちんとしたサービスを継続的に提供できる体制作り、そして嬢やSNS、広告やサイトの管理です。この連載の過去記事にもこれらについての有益な情報が掲載されていますので是非ご参照ください。
コロナに負けず、ぜひ新しいチャレンジをしてみてはいかがでしょうか。
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