女の子のモチベーションアップの秘訣を教えて下さい | 風俗経営

読者の皆様、こんにちは。
元・風俗店オーナーの茂呂見栄（もろみえ）です。もちろん仮名ですけれど(笑)。

■働くモチベーションとは

風俗店に関わらず、どんな組織であっても、モチベーション、いわゆる働いている本人たちの前向きなキモチや、やる気を維持するのってけっこう難しいですよね。
やっぱり、人間ですから、個人差はあるにせよ、キモチの浮き沈みもありますし、仕事の上でもプライベートでも、イヤなことがあったりすれば、いつものようにフラットなキモチでお仕事に向かうのは難しいものです。
ましてや、充分に"大人"とはいいきれない、若い女のコが中心の職場です。感情をコントロールしきれていないコに対して、どうやって働きかければ良いのか、店長さんとしては難しいところですよね。

私も、元々は、脱サラをして風俗店の運営をはじめたものですから、オープン当初は、あの風俗嬢特有のいいかげんさ（笑）、例えば、面接すっぽかし、遅刻、当日欠勤、無断欠勤、突然の退店などにえらく悩まされたものです。
それもこれも、働く本人たちのモチベーションが低化しているからにほかならず、どうにかしないとと、あらゆる取り組みをしながらの悪戦苦闘の日々。柄にも無く、たくさんのマネジメント本なんか読んだりして（笑）。えらく勉強したものでした。

■目的達成への働きかけをする

そんな経験から申しますと、モチベーションをアップさせるには、まず個人的な要素と、組織的、もしくは社会的な要素から働きかけること。簡単にいえば、まず個人的には、働く女性に目的意識を持ってもらって、その目的達成の手段がこの仕事であるのだと理解してもらうことです。
目的はなんでもいいんです。海外旅行でもイイし、可愛い洋服を毎月10万円ずつ買うとかでも。ただ、なんとなく働いているのがマズいわけです。稼ぐことと自己の目的が合致することが大切なわけで、お店がそれを応援してあげる、すなわち稼げる環境を用意してあげる、という姿勢を示してあげるスタンスが大切なわけです。目的って、じつは人からいわれてその気になっちゃうこともありますんで、外部から働きかけてみるのも手だと思います。

■必要性を伝え、稼げる環境づくりを

そしてもうひとつ。組織的、あるいは社会的な役割を認識させること。すなわち、「あなたは必要とされているんだ」と思ってもらうことです。仕事に対する意義を見出すと、人はやりがいを感じるものです。「自分が社会に必要とされているんだ」という定義付けには無理があるかもしれませんが、少なくとも「このお店があなたを必要としている」とか、「お客さんがあなたを必要としている」ということは、本当にその通りなので、常日頃からそういう風に言い聞かせてあげると良いと思います。

もちろん、モチベーションをアップさせるためには"お金"も大切です。 ボーナス制度をつくる、指名を取りやすい環境や仕組みをつくることも忘れては行けませんが、けっしてそれだけではなく、「お金だけでは人は動かないんだ」ということは理解しておいて欲しいと思います。
ちなみに、先日、あるマネジメント本に「男は信頼されていると、仕事にやりがいを感じるが、女性は組織のなかで大切にされていると感じることでモチベーションがアップする」と書いてあったのですが、まさにこの通りだと思います。
是非、実践してみてくださいね。