なんとなく閉塞感を覚えています。少しずつですが衰退している…そんな気がしてなりません。打破するための秘策を教えてください。 | 風俗経営

■経営不振の理由を外的要因に求めない

この数年の間に、風俗のみならず、あらゆる産業を取り巻く環境は激変しているということは、経営者の皆さんも実感しているでしょう。
これまで、何となくうまく行っていたことも、以前のようにうまく回っていかない。
世の中が変わった、消費者のライフスタイルが変わった、産業構造が変わった、色々な変化が周囲で起こっていることは感じられているはず。
若者の車離れ、若者の酒離れ、性に対して淡泊な男性が増えてきた、スケベな中年たちは経済的な余裕がない、風俗店に通っていることがバレたら、ネットに書き込まれて失脚したり…。
経営不振の理由を外的要因のせいにしてもきりがありません。

■マイナス要素があったらプラス要素を足す

今後、もっともっと加速度的に世の中は変わっていくでしょう。
だからこそ、変化に負けない力を身につけるのが重要かと思います。
それはどんな力か。さっきも述べたように、何となくうまく行っていたことはうまくいきません。
うまくいくのは、それなりの理由が必ずあります。
まずは、うまくいく理由を分析して把握することです。
例えば、以前にやったキャンペーンがうまく行った。
かわいい人気の子が在籍していた。
40代の顧客のハートをつかんでリピーターを作った等々。
それが見えてくれば、同じような条件を揃えてみればいい。
もちろん、そのときとはタイミングや時代の状況が違うかもしれません。
周りに飲食店が今よりもっとにぎわっていたとか、駅前に商業施設ができてファミリー層が増え、ラブホテルが減ったとか、マイナス要素があったら、今度はプラス要素を足してあげればいいのです。
新しいアイデア、新しいサービス、キャンペーンを従来の既成概念を捨てて、アタックしてみると良いでしょう。

■ＰＤＣＡサイクルを回して経営を進める

現状を分析するには正しいデータが必要です。
来客数、年齢層、来店回数など顧客データ、ＨＰへのアクセスや問い合わせ数、もちろん客単価や売り上げ、働いていた女の子の記録とかリピート率、出勤数など、あらゆるデータを集計して分析して、そこに対して何らかの戦略を立てて、シミュレーションして、実際にアクションを起こす。そしてまた検証してみる。
いわゆるＰＤＣＡサイクルを回しながら経営を進めていくのが、イマドキのイケてる経営術だと思います。
何度も言うようですが、バブルや高度成長期のように、頭を使わずにやみくもにやって成功するような時代は、とっくに終わりを告げているのです。
私たちが生きているのは、そんな生やさしい時代ではない。
偉そうなじじいの話になんか耳を貸すことなく、自らの手で切り開いていきましょう！