トップ > ズバッと解決!風俗経営お悩み相談所 > もっと若年層にアピールした方がいいのか
悩める貴方の疑問に対して、あくまで“風俗的観点”からではなく“経営学的視点”にてしっかりご回答するこのコーナー。今回寄せられたお悩みとは…?
本日のお悩み
回答者:佐藤フランク
うちの店は、定年間際のサラリーマンばっかりだけど、他の業種もそう? もっと若年層にアピールした方がいいのか。ご意見をお聞かせくださいませんか?
茨城県のヘルスを任されている36歳の店長さん
どうもどうも。みなさまお久しぶりでございます。佐藤フランクです。。
今回のご質問は、風俗業界最新事情、的な? お話になるかと思います。得意です(笑)
風俗と一口でもうしましても、デリバリー&ホテルヘルス、箱ヘル、ソープ、ピンサロなどなどの業種があり、さらにイメヘル系、素人系、人妻系などジャンルも細分化。それぞれ微妙に客層やら最新の傾向やらが違ってはいます。
しかし、ご指摘通り、総じて言うならば、まず前提として、どの業種においても、全体的に客の年齢層がアップしており、それがここ数年の間における業界全体の悩みとなっているのは確かです。
私個人の意見としましては、「選択と集中」という経済用語が表すように、ターゲットを絞ってマーケティングをして、どのようなコンセプトでどう売っていくか、そして確実にコアな客を作ってリピーターを作っていくのが得策と思っています。
結局、成功している店ってそんな感じ。最近では、人妻、素人、イメージ系など、特化した専門店を作って、それらを一括してグループ化する傾向にあるのは、まさにそういった経営セオリーが根底にあるからといえるのです。
とはいえ、まずは現状を捉えるというのは大切なこと。私の“事情通ネットワーク”を駆使して集めた、最近の業種事情をご紹介するので参考にしてみてください。
ソープはすでに客の高齢化が進みきっています。コアな層は60歳代。さらにこの傾向は進んでいくことは間違いなく、高齢者を意識した店づくりが進んでいます。また、近年増加している外国人観光客をターゲットにしている店もあるようです。
ピンサロは二極化が進んでいます。40代以降の、懐事情が寂しいサラリーマンと体育会系学生に人気。低価格を売りに、お得感をアピールする傾向にあります。やはり、お安いモノは根強い人気がありますが、安かろう悪かろうでは通用しない時代となっているのは確かです。
箱ヘルも50代のサラリーマンが中心に。少々、景気が上向きとなり、繁華街に酔っぱらいサラリーマンが戻ってきたことで、一時よりは少々上向き傾向にあるようです。しかし、路面店ならでは、通りがかり客は望めず、やはりリピーターづくりにやっきになっているのだとか。会員券の発行や、女性のサービスレベルの向上など、クオリティアップに勤めています。
デリヘル、ホテヘルも客の高齢化が問題に。コアなのは30〜40代のサラリーマンで、20代以下の客層の取り込みが進んでいません。スマホサイトの充実やWEBサイトオンリーのキャンペーンの実施、口コミ情報をアップさせるために、女の子のサービスを向上するなどの取り組みが進められています。
いかがですか? 参考になりましたか。
風俗は大衆消費財を扱っているわけではないので、どんどん客層を広げていく必要はないと思います。ターゲットとなる客層・年齢層を深堀していく、そんな感覚で臨んでみてはいかがでしょうか。
それではみなさま、また次回にお会いしましょう。
客層を広げることよりも
コアな客層を獲得していくことが
現代風俗では重要である
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