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悩める貴方の疑問に対して、あくまで“風俗的観点”からではなく“経営学的視点”にてしっかりご回答するこのコーナー。今回寄せられたお悩みとは…?
本日のお悩み
回答者:茂呂見栄 新作
最近、コロナの影響なのか、足下を見る客が増えているような気がします。中には、本番を求められるケースもあるようで、嬢からもクレームがあがっています。客を失うのが怖くて、求めに応じてしまう嬢もいるみたいで、どうしたらよいものか、正直迷っています。アドバイスをください。
(横浜でデリヘルを経営する37歳のオーナーさん)
元・風俗店オーナーの茂呂見栄です。もちろん、仮名ですけど(笑)。普段はふざけた感じの私ですが、今回は、きちんと真面目に答えたいと思います。なぜなら、本番を受け入れたら、百害あって一利なし。目先の利益に目をやるばかりに、店舗経営において大切なことを見失ってはいけないと力強く、本気で皆さんにお伝えしたいからです。
確かに、このコロナの影響で経営は火の車という店舗も多くあります。実際に、私の知り合いの店の中でも、この夏に持ちこたえられず、夜逃げしたケースもあります。
そんな時に、足下を見るような客から悪魔の誘いが来る。稼げない嬢もたくさんいるので、思わずそんな魔の手に乗っかってしまうパターンもあるでしょう。
しかし、冷静によく考えてみてください。いうまでもなく、本番は違法です。売春防止法によって、風俗での本番行為は禁止とされています。罰せられるのは誰か? という話ですが、話を持ちかけた男性客でも、断り切れなかった嬢でもありません。オーナーであるあなたと、あなたの店が罪に問われることになります。
具体的にいえば、店が本番行為、すなわち売春を斡旋したとして営業停止処分を受けることになります。このご時世、いったん営業がストップしてしまったら大変なことになります。ただでさえ客が少ないのに…。
もちろん、嬢だって離れてしまいます。稼げなくなったら縁の切れ目。ほかの店にいってしまうでしょう。あなたのお店は再起不能となる可能性が高いのです。
じゃあ、百歩譲って、明るみに出なかったとします。警察にバレなければ罪に問われないかもしれないという見方もあります。確かに警察機関は万能ではないので、うまくすり抜けられるかもしれませんが、しかし、この高度情報化社会の中で、どこかのお店の誰それという嬢が本番を許しているという噂がSNSを介してあっという間に拡散されてしまいます。
その噂を知った男性が押し寄せてきます。間違いなく、他の嬢にも被害は及びます。噂が広がれば、警察の耳に届くのは間違いなく、いずれにせよ手入れが入り、営業停止になるのは間違いないでしょう。一度、本番なんて許したらもはやリスクだらけ。よい話なんてこれっぽちもないのです。
本番に至るケースは2パターンあります。ひとつは男性客から強要されて断れなかったケース、そしてもうひとつは、嬢が男性客に本番を持ちかけるパターン。指名やリピートが薄い嬢ほど本番を持ちかける傾向があります。まあ、指名やリピーターが欲しいのでしょう。店に内緒で本番を行えば、直で1万円?3万円はもらえますから。
男性客からしても、本番ができるのならば、また指名しようと遊びに来る“本番のリスキースパイラル”が生まれます。このスパイラルを断ち切るのは難しいですよね。本番に応じる嬢ほどテクニックや接客が不得意なケースが多かったりします。サービス内容や気遣いなど、どうすれば上手くできるのか考えないし、向上心もない。そこでテクも要らない「本番行為」に手を染めてしまう…。
ここまで読んでおわかりの通り、“本番のリスキースパイラル”を断ち切るためには嬢とのコミュニケーションと教育が必要です。客から本番を持ちかけられたら、やんわりと交わしながらすぐに店側に相談する。店はその男性客にペナルティを課す。
本番に応じなくてもちゃんとまともな男性から支持を集められるような接客術やテクニックを教育する。こんなことを地道に重ねていくおとで、負の連鎖を断ち切ることができます。コロナ本番に屈することなく、きちんと正しく経営することで、この困難な世の中に負けずに乗り切っていきましょう。
いつになく真面目だった茂呂見栄からのお願いです(笑)。
悪魔の声に屈しない
強い心を持って立ち向かう
それが経営者の心得
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