ある風俗店にスタッフとして働いています。最近、ちょっと辞めたいなと思い始めたのですが、、、| 風俗経営

■辞められないなんてことはない

元・風俗店オーナーの茂呂見栄です。もちろん、仮名ですけど（笑）。

なるほど、なるほど。その気持ち、よくわかります。私がデリヘルを経営していた頃にも、何度かバッくれる男性スタッフに遭遇しましたわ。もう、当時は“シバイタろうか！”って何度思ったことか…（笑）。だから、相談者のお兄さんは、バックレないだけ、とても立派だと思いますよ。

まあ、冗談抜きで辞めづらい業界ではありますよね。まず、他に比べて圧倒的な人材難に悩まされているのは間違いないので、経営者はみんな「辞められたら困る！」って殺気立ってしまいますわ。しかも往々にして、店が忙しいときに限って嫌になって辞めてしまうようなケースが非常に多い。そりゃ、経営側も“辞めてもらっては困るぞ！”オーラを放つのもわからなくはないですよ。
もちろん、だからと言って無理して続けるのも良くないし、無連絡でバックれるのもどうかしています。

■最適なタイミングで告げる

まず、店の繁忙期はいつですか？　一般的には、長期休暇が絡む７〜８月、あとは年末年始が忙しかったりしませんか？　お兄さんが勤務しているお店はいかがでしょう。まずは「こんな忙しいときに何だよ〜」って言われないような時期を見つけてください。

それから、「明日から来ません」というのはなしですよ。経営者があなたの後任者を見つける期間をもうけてあげてください。だって、あなたが辞めたら、それを穴埋めする人が必要になることを認識してください。ちゃんと後任者に仕事の引継をして、もしも店からお金を借りていたりしたら、それをしっかり返してから辞める段取りをつけてください。

■辞める前の御法度をチェック

言わずもがなですが、辞めると決めたら急に仕事の態度が悪くなったり、辞めることを周囲のスタッフに吹聴して回って、皆さんのモチベーションを下げたり、とにかく店のマイナスになるようなことは絶対にしないでくださいね。

さらに働いている女の子と関係を持ったり、引き抜いたりしてはいけません。そんなルール違反をすると、この業界はわりと狭いですから、あっという間に知れ渡り、評判を落としますよ。大人としての最低限のマナーを守ったうえで、誰もが納得ずくで辞めるように持って行きましょうね。勇気を出して！