最近、風俗業界で“地雷女子問題”という言葉がはびこっているようですが、それってどういう嬢のことで、どういう問題を引き起こすのでしょうか。 | 風俗経営

■今後も外国人客の増加が予想される

元、風俗店経営者の茂呂見栄です。もちろん、仮名ですけどね。本名は内緒です（笑）。

久しぶりの登場で、多少緊張していますが（嘘）、今日も張り切って回答したいと思います。

■客にとっての地雷と店にとっての地雷

今回のテーマは「地雷」ですね。まあ、よく「地雷を踏む」なんて表現が用いられていますが、要するに相手が嫌がることや、触れてはいけないことに触れてしまうという、そんな意味を持っています。

簡単にいえば、“KY”って感じですが、実は風俗業界でいうところの「地雷」って言葉にはまったく別の意味があったります。しかもお客さんとっての「地雷」と、店の経営にとっての「地雷」があって、実はそれらは根っこのところに共通項があったりします。

言うなれば、店にとっての「地雷」は、客にとっての「地雷」になり得て、しかも、そのまま放置しておくと、店を滅ぼしてしまう可能性があって、非常に恐ろしい存在だったりします。怖いですねー。では詳しく解説していきましょう。

■「地雷」嬢がやがて店を崩壊させる

お客さんにとっての「地雷」嬢とは、すなわち「ハズレ」なんて、生易しい言葉では済まされないような嬢を指します。実は、これって容姿の問題ではなかったりするんですね。手抜きのサービスだったり、接客態度が悪いなど、どちらかというと人間性の問題が大きくって、一言でいえば“一緒にいたくないタイプの女性”を指します。

一方、店にとっての「地雷」嬢はどういうタイプかというと、思いこみが激しい上に逆恨みをして、SNSなどに店の内情や恨み言を書まくるような女性です。店内の人間関係をかき回したあげく、あること、ないことSNSで発信。働く女の子や男性客が離れていって店が崩壊するという例は、実はいくつかあったりします。

■「地雷」嬢の対処法とは？

私の知り合いの店で実際に起きた一例をご紹介しましょう。

まあ、大前提として男性店員と女性キャストとのコミュニケーションが大切ですと。嬢たちは様々なストレスを抱えていて、辞められては困るので、しっかりケアしようという考え自体は間違ってはいません。

コミュニケーションが上手くいっていれば出勤率もよくなりますし、仕事の質も上がるので店の利益にも繋がっていきます

だから男性スタッフは嬢に気を使いますが、それを異性からの好意として受け取ってしまうヤバイ嬢がいますよね。最終的には嬢が無理を承知で告白してきて関係がこじれてしまい、結局キャストかスタッフを一人失う、ということになります。

しかも振られたことで頭にきた嬢があることないこと店長に言いふらしたり、同僚の嬢に誇張してはなしたり、ネット掲示板に書きまくるという修羅場とか、店の損害になりそうなトラブルを次々と爆発させます。まさに“地雷”女です。

最初から、その女性が“地雷”なのか否かを見抜ければ良いのですが、ぶっちゃけ、それはなかなか難しいです。なので、最初に店長から「スタッフとの恋愛はNGだからね」としっかりと説明し、適度な距離感を保ってビジネスとして接するような雰囲気を作っておくしかありません。

もちろん、“地雷”女子化するのを恐れて血も通わないような付き合いをするのではなく、それぞれの嬢の性格に合った付き合い方をすることはとても大事なことですが、お互いにビジネスなのだという意識をしっかり共有することが重要でしょうね。